サン・ピエトロ大聖堂 BASILICA DI SAN PIETRO
カソリックの総本山がサン・ピエトロ大聖堂
ネロ皇帝の迫害を受けた聖人ペテロ(サン・ピエトロ)が殉教して、
この地に埋められました。
326年 コンスタンティヌス帝がこの墓の上に教会を建設したのが、
サン・ピエトロ大聖堂の始まり
1452年 教皇ニコラウス5世が再建を命じて
1506年にユリウス2世のもとで、建築家のブラマンテが工事着工
ユリウス2世は、壮大な構想があり、ラファエロ・ベルッツィ・サンガッロと
次々と設計者を変更していって、1546年には、ミケランジェロが任命され
工事は進んだのですが、ミケランジェロは、大聖堂の完成に至らず、
ミケランジェロ死後は、ジャコモ・デラ・ボルタやマデルノが引き継いで、
大聖堂が完成したのは、教皇ニコラウス5世が再建を命じてから
174年後の1626年でした。
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サン・ピエトロ広場側には、5つの入り口がありますが、
一番右側の扉は、25年に1度の聖年にだけ開く聖なる扉です。
十字架の形の大聖堂の中に入ると、右側には、ミケランジェロのピエタ像
亡くなったキリストを抱いて悲嘆にくれる聖母マリアの大理石像
廊下には、世界の主な聖堂の広さを示す印があります。
どれだけ、この大聖堂が広いかが理解できます。
廊下の幅は、なんと58メートル!!
大聖堂中央右側には、13世紀に造られた
サン・ピエトロ像 STATUA DI SAN PIETROがあります。
信者さんが、サン・ピエトロ像の足をさすったりキスしたりするので、
足の部分だけが白く色が変わっているのです。
大聖堂中央には、祭壇があり、その上は、クーポラになっています。
この祭壇の下(地下)には、サン・ピエトロのお墓があります。
大聖堂の一番奥には、ベルニーニの
サン・ピエトロ(聖人ペテロ)の椅子CATTEDRA DI SAN PIETROがあります。
この内部には、サン・ピエトロが使っていたといわれる木製の司教座が
包み込まれているそうです。
サン・ピエトロ大聖堂は、カトリックの総本山で、美術館ではありません。
神聖な場所となりますので、
服装は、袖なし・短パン・帽子は控えましょう。
入場拒否される可能性がありますよ!!
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